映写中、武田会長の「これは何の細胞かな」に、子供たちから「心臓!」。筋肉の血管を見て、「新幹線みたい」。白血球の潜り込みや、がん細胞を攻撃するところ、腸の映像に「すげえ」など声を上げ、興奮しておもしろがって見ていたようだ。子供たちには、どれもはじめて見る映像で、貴重な体験だったようで、後で、卒業文集に書いてくれた子もいたとのこと。担任の先生も「この年になるまで知らないことばかりでした」との感想。母親らの中にはノートとっていた人もいて、一人一人はいかに特別な存在なのかという「70兆分の一」の話などが受けていた。
子供の感想として「人間に生まれてきて良かった。剥がれ落ちていく細胞でなくて、良かった。何十年も生きられるもの」
また、どんなところをもう一度みたいか? びっくりした一番は?
「胃液がどんどん出ているところ」 「成長ホルモンが骨に働くところ」
「骨を削って、作り替えるところ」 「お父さんとお母さんから半分ずつ言葉をもらって生まれてくるというのは、全然知らなかった」・・・など。
感想・質問があまり出なかったことに、先生から「いつもならいっぱい出てくるのに、今日は感動したり、吃驚して、すぐには言葉が出てこなかったみたいです。でも、子供たちが下校時に、手の裏表をこうやって『お前の手にも何十億も細胞があるんだよな』などと言い合っていました」とのこと。
後日、先生・保護者・子供たちが書いた感想・質問などを送っていただいたが、ちょっと難しいかなと思ったこともよく受け止めてくれた子もいたり、科学映画の世界に興味をもった子もいて、スタッフとしても初めての経験でおもしろかったし、自分たちの作った映像を直接見てもらい、生の子供たちの反応がつかめ、手応えがあった。