がんの痛みからの解放
制作年月 1989年5月
時 間 23分

あらすじ がんの患者さんの多くが、がんの痛みに苦しんでいますが、モルヒネを中心とした鎮痛薬の正しい使用法によって「痛み」から解放することが可能となりました。それは、個人の生活を維持し、いわゆるQOL(クオリティオブライフ)を支えることにつながります。

WHO(世界保健機構)のキャンペーンとホスピスなどの新たな取り組みを紹介し、患者さん達の生の声に耳を傾け、医療ケアの在り方を考えます。さらに、栃沢正夫のカメラは、がんセンターに通う白倉トキさんの穏やかな日常を、家族の方々と共に見守っていきます。

モルヒネの導入には患者・家族ばかりでなく医療スタッフ側にも大きな誤解や障壁のあった時代、患者の痛みを和らげるケアへ積極的に取り組んできたパイオニア、武田文和先生、柏木哲夫先生らと患者さんたちの協力で作られました。ナレーションは日色ともゑ。
受賞歴 1990 科学技術映画祭 長官賞

科学技術庁推奨
企 画 塩野義製薬株式会社
監 修 武田 文和 (埼玉県立がんセンター 院長)
学術指導 柏木 哲夫 (淀川キリスト教病院 副院長)
※企画社名、監修・指導学者の所属・肩書き等は完成当時のものです。
スタッフ 演出:今村昇
脚本:本尾真
撮影:栃沢正夫 / 藤井良孝 / 川本茂
音楽:宮本一
解説:日色ともゑ
制作デスク:長谷川高久
制作:武田純一郎 / 奥田幸夫