Ｔｈ２細胞とアレルギー
制作年月 １９９５年２月
時　間 １８分
あらすじ Ｉ型アレルギー反応は、抗原刺激によるマスト細胞の脱顆粒に始まる即時型反応と、数時間後に起こる好酸球の関わる遅発型反応の二相性の反応である。その間にＴ細胞の関与が考えられていた。ヘルパーＴ細胞は、主として細胞性免疫に関わるTh1細胞と、抗体産生に関わるTh2細胞に二分され、それぞれ互いを 抑制するサイトカインを出して調整しあっている。

数週間がかりの抗原暴露で能動感作した動物と、抗体(IgE)投与24時間で受動感作した動物では、アレルギー反応は起きるが、好酸球の集積に違いがある。これがTh2細胞の活性化の違いによるものであった。

アレルギー反応におけるTh2細胞の関与を実験によって追究した。
受賞歴 −
企　画 大鵬薬品工業株式会社
監　修 宮本　昭正　（東京大学　名誉教授）
学術指導 奥平　博　（東京大学医学部物療内科　講師）
柳原　行義　（国立相模原病院臨床研究部　室長）
羅　智靖　（順天堂大学医学部免疫学　講師）
※企画社名、監修・指導学者の所属・肩書き等は完成当時のものです。
スタッフ 演出：富田勉
脚本：富田勉　
撮影：林正浩
研究：富田勉 / 森山ひとみ
作画：森日出朝
解説：伊藤惣一
制作デスク：戸田祥一郎
制作：武田純一郎 / 奥田幸夫